重機を高く売る方法
思い込みは禁物です
私は以前から、日本から世界へ、個人で輸出の仕事をしています。個人の趣味の延長ですから、車や重機のような高額商品ではありませんが、その傾向を見ていると、いろいろな事がわかります。私たち日本人が当たり前に思っていることは、海外の人が見るととても不思議だったり、思いの他興味を持ってもらえたり、ほんの些細なことでも感謝されたりします。私たち日本人の歴史や文化が育んだこれらの事がらは、海外の人達にとっても、とても価値のあるものとなっています。一つだけ例を挙げてみましょう。私の父親は大の酒好き、いわゆる「呑んべえ」で、実家にはいろいろな酒グッズがあります。父が好きなのは日本酒で、日本酒を「とっくり」に入れて、「ぐい呑み」や「おちょこ」で呑むのが好きでした。酒の種類や季節によって燗をつけたり、燗をつけるのにも道具が何とか、温度が何とか、とにかく細かなことを言っていました。ちびまる子ちゃんのお父さん「ひろし」も時々やっていますが、あのようにお酒を呑むと美味しいのだそうです。私はカナダの友人にこの事を説明したところ、「面白い、まるでゲームだ」と興味津々、何回かにわけて、「とっくり」や「おちょこ」についてメールで説明しました。小さい頃、私や家族にとって、父は家では厄介者でした。目が開いていればいつも酒を呑んで酔っ払い状態でクダを巻く、暴力こそはなかったものの、いつも大きな声で、誰もが聞きたくない自分の主張を繰り返していました。私の中で、酒は悪いものだ、という先入観が植え付けられていました。酒グッズを見れば、当時の父親を思い出すだけで、それは私にとって決して面白いもの、興味深いものとはなりませんでした。しかし、これを見た外国の友人は、「日本の文化は奥深く、興味深く、そして面白い!」と言ってくれます。
一つの例を挙げてご説明しましたが、何が言いたいのかと言うと、「何だこんなもの… ただのゴミじゃないか…」と思う品物が、実は海外の人から見ればとても価値があり、品物によっては考えられない程の価格で取引されている場合もある、ということです。先ほどの例に戻り、もう一つ、私が実際に体験した実例をご紹介しましょう。私は月一で開催される街の骨董市で、おちょこを仕入れました。少し時代を感じる、でも、ブランド品でも何でもなく、誰もが振り向かないようなおちょこを3つ100円で買ってきました。日本のオークションで販売したところで、全く入札など期待できないレベルの商品、いわゆる「ガラクタ」です。これを世界のマーケットで販売してみたところ、かなりの時間はかかりましたが、値引きを要求されることなく20ドルで売れたのです。私はこのようにいろいろな物を世界に向けて販売していますが、世界のマーケットは日本と違い、それほど神経質ではありません。少し割れていようが、欠けていようが、汚れていようが、「日本ブランドであれば」販売することができるのです。しかも、日本ブランドは評価が高く、売れる時は「高く」売れるのです。
重機も同じ
「世界が誇る日本の自動車」とよく言われます。日本製の車は壊れにくく、しっかりとした造りですから、海外でも高い評価を得ており、とても人気があります。では、重機はどうなのでしょう。実は重機も同じなのです。いや、近代化を進める世界の各国において、建設機器は車以上にニーズがあり、圧倒的に供給が足りていない状況が続いています。必然的に価格は上昇し、日本のオーナーが考えれないレベルのプラチナ価格で取引されているのが現実です。海外で高く売れるなら、私の重機も高く売れるだろう、と思った貴方は、正解でもある反面、大変失礼だとは思いますが、大きな間違いをされています。
価値への思いこみを外す
先ほどの「骨董露天商が販売していた、3つ100円のおちょこ」の例で説明します。あなたは今、露天商と同じ立場にいらっしゃいます。自分の商品(重機)にはそれほどの価値がないと直観的に思って(しまって)おり、おちょこを市場価格と思われる3つ100円(あなたが今、考えている価格)なら、販売できると思っています。あなたは先日の骨董市で、思った通り3つ100円で販売する事ができました。あなたは何ら疑うことなく、この価格で販売できたことに納得しています。でも、実は、あなたが販売したおちょこの価格ではなく「価値」は、本当に3つ100円だったのでしょうか?おさらいしてみると、「ある者」が魔法をかけることによって、あなたが思っていた60倍もの価値が生まれているのです。(2,000÷@33.33≒60) あなたは今のまま、様々なサイトで紹介されている通りの、重機買取り依頼、買取査定をしたところで、「ある者」にやられてしまうのが「オチ」です。車に比べて、重機はより高いニーズがあり、従って輸出先での競争も激しく、日本の重機の輸出業者は車に比べて、大きな利益を得ていると言われています。私もゆくゆくは海外へ車か重機を輸出してみたいという思いがあり、いろいろと情報収集をしていますが、やはり後進国を中心に世界的な建設ラッシュは続いており、重機はかなり、いや、使うのが憚られる表現ですが、「めちゃくちゃ」儲かるそうです。あなたの重機を買おうと考えている買取業者は、どのようにしてビジネスを回しているのかを考えてみて下さい。どのようにすれば大きな利益が得られると思いますか?そうです、できるだけ安く仕入れて、できるだけ高く売ればいいのです。業者はビジネス的に考えれば、「あなたからできるだけ安く仕入れたい」のです。これは商売をしていれば当然のことです。この事からも、「いきなり最高値が提示されること」はまずあり得ないと思って下さい。大抵の私を含めた日本人は、提示された金額に対して「こんなに高く売れるのか」と驚き、少々の交渉の末に売却してしまう場合が殆どです。この失敗にはやはり、「価値がないかもしれないという思い込み」があります。あなたの重機は、あなたが思っている以上に海外では人気があり、ビックリする程の価格で売買されているのだ、という認識を強く持ちましょう。
具体的な方法
具体的に買取査定は重機を扱う買取の業者さんにお願いすることになるのですが、方法としては、一か所ではなく、何か所かにお願いして、価格を上げて行くのが有効です。今は入力フォームへ入力するだけで簡単に見積もりができるようになっており、そこで、会社によっては「他社のお見積もりをお持ちの方」という選択肢もありますので、パソコンやスマホから簡単に依頼ができます。繰り返しますが、中古の重機は車に比べて大きな利幅がありますので、いくつかの査定価格を比べて、合い見積もりのような形に持って行き、競争を発生させるのがいいでしょう。機種や状態によっては、実際に見てみたいという場合があるかもしれません。査定が重なってしまっても全く問題はありませんし、むしろ、重なった方が業者同士で相談し、高値になる場合もありますので、実際に実車査定となった場合には参考になさって下さい。以下に全国対応の重機買取りおススメの業者をご案内します。複数でお尋ねになってみて下さい。
HP内に「他社のお見積もりをお持ちの方」がありますので、ご利用下さい。「同じ県内に売って欲しくない」「あとちょっとだけ仕事が残っているから」などの、きめ細かな要望にも積極的に応じてくれる対応力はおススメ。直販、輸出、オークション等、様々な販売ルートに強みを持っており、最高値を提示してくれます。
しつこい営業はしない、ちょっと値段を知りたいだけでもいい、と、向こうから言ってきてくれているのでとても安心して査定依頼ができると思います。まずは、ちょっと価格だけ、と思っている方には超おすすめ!
売却先を多く持っており、他社には負けない買取額が自慢。対応も丁寧と評判!
お使いの方の声
少しでも高く買い取ってもらいたくて、5社で査定しました。非常に丁寧で、一発でだいたいの希望価格を出してくれました。現地査定でも、とても丁寧な対応で良い所・悪い所をはっきり言ってくれて金額も5社の中で断トツに高い金額をつけてもらい大満足です。今後も売却の際には1069堂さんにお願いしようと思います。本当に気持ちの良い取引に感謝です。
最後に
海外での需要というニーズがなかなか理解しずらいかもしれませんが、日々メイドインジャパンの車や建設機械、重機などは海外へと輸出されている現実があります。私は少し前、トラック専門のオークションにトラックを回送してきましたが、受付のおじさんに聞いてみたところ、出入りしている人達、業者は、8割が外国人の方だそうです。これって、驚異の数字だとは思いませんか?日本は今、スマートフォンの普及も後押しになり、日本人が思っている以上に注目され、その製品や文化、歴史に、かつてない価値が見出されているのです。その証が、年々右肩上がりで上昇中の、外国人観光客の増加なのだと思います。この現実をしっかりと頭にお入れいただき、あなたの重機も最高値で売ることができますよう、心よりお祈り申し上げます。