タイミングベルトの交換時期?! タイミングチェーンの場合もある
中古車を買う場合や売る場合に、「タイベル」いわゆる「タイミングベルト」の交換が気になっている方も多いのではないでしょうか?自動車ディーラーでは、走行距離が8万キロから10万キロでタイミングベルトの交換が推奨されています。実際問題としては、走行中に切れてしまう確率はそれほど高くはないようですが、切れてしまうと即動けなくなりますし、エンジンの構造や、切れた後の状況によっては、車が買えてしまう位の修理になる場合もありますので、大変な故障、ということになってしまいます。そのような理由から、タイミングベルトの交換は、車を買ったり売ったりする場合に、結構重要なポイントとなっています。
私としたことが…
私は家族で使う車として、平成14年式のカルディナを新車で買い、今も乗り続けています。当時は2000ccが主流でしたが、お金がなかったことや、一つ下でも十分に走りそうだという理由から、1800ccにしました。エンジン型式は、先ほど改めて調べたところ、1ZZ-FEでした。現在走行距離は8万キロを超え、いよいよ次の車検時にはタイミングベルト交換をしなければならないな、大きな出費だな、と思っていました。と、ここまで書いてお分かりの方はプロですね。車の中には、構造的にタイミングベルトを採用していない車があります。軽自動車でも、今は増えてきています。かつては殆どがタイミング「チェーン」でしたが、静粛性などの観点から、チェーンからゴム製のベルトへと、素材が変わって行きました。ゴムの中にはワイヤーが入っていますが、やはりゴムには劣化がつきものです。タイミングベルトが切れる事故が相次いでいることや、タイミングベルト交換にはかなりの整備費用がかかること、また、金属チェーンの製造方法変更、コストダウン、なども追い風となり、現在は再び、タイミングチェーンの車が増えてきています。タイミングベルトの場合は、10年もしくは10万キロでの交換が奨励されていますが、タイミングチェーンは、きちんとしたオイル交換をしているという状況であれば、30万キロは大丈夫だと言われています。あなたのお使いの車、あるいは、今買おうかと検討している車が、タイミング「ベルト」なのか、「チェーン」なのかで、大きくその後の維持費が変わってくる、ということになります。私は今まで述べてきたように、すっかり自分の車にはタイミングベルトが付いていると思っていたのですが、先ほど調べたところ、タイミングチェーンでした。私としたことが大チョンボです。
どうやって調べるのか?
私は、車検証を見て、エンジン型式を確認し、インターネットで調べました。その車を販売していたディーラーのサービスフロントに問い合わせをすれば、タイミングベルトなのか、タイミングチェーンなのかは教えてくれると思います。10万キロでタイミングベルトが切れる、ウォーターポンプも一緒に取り換えた方がいいらしい、10万キロの整備で5万以上かかってしまう、という一連の考えが私の中にもありましたが、実は私の車はタイミングチェーンを使っていたということで、もうしばらくは何とかこのままで行けそうです。皆様も、ご自分の車を売買される、あるいは、中古車を探しているのであれば、車種毎に構造が違いますので、一度確認されることをおすすめしたいと思います。
タイベルは10年なのか?10万キロなのか?
タイミングベルトはゴムでできています。もちろん強化のために、タイヤと一緒で中にワイヤーが入っています。ベルトには、中のエンジンの部品に噛みついて回すための突起があるのですが、この部分は全てゴムでできています。ゴムはどうしても経年劣化があります。10万キロ走る前に10年が経過してしまった場合は、取り換えておいた方が安全です。タイミングベルトは切れてしまうと即座に動けなくなるばかりか、状況によってはかなり高額な修理代、あるいは廃車した方が安いというようなレベルの状況となりますので、あらかじめできる整備はしておいた方が精神面でも安心できるでしょう。いつ壊れるか心配しながら車に乗る事ほど辛いことはありません。備えあれば憂いなしではありませんが、10万キロ、あるいは10年経過してしまった時点で、タイミングベルトとウォーターポンプを取り換えることをおすすめします。もちろん、お使いの車がタイミングチェーンの場合は、それほど慌てる必要はありません。