マフラーに穴が開いていると車検に通らないのですか?5万円もかかりますか?
車にはいろいろな消耗品があります。みなさまがよくご存じのものだと、タイヤやバッテリーなどがありますよね。オイル関係も定期的に取り換える必要がありますので、消耗品と言えるでしょう。車という乗り物は便利ですが、道具の一つであることを忘れないようにしたいものです。道具は複雑で便利であるものであればあるほど、定期的なメンテナンスが必要になります。幸い日本には「車検」という制度があり、この車検時に大きな故障や修理、取り換え部品等が見つかることが多くあります。マフラーの場合は、症状が顕著なのですぐにわかります。マフラーは車の外からは先端の一部分しか見えませんが、車の下にあり、完全に社外の空気にさらされている部品です。マフラーは純正部品の場合は殆どがスチール、鉄でできています。使う方の環境や(海に近い、冬は融雪剤の上を走る等)、劣化によって、マフラーは腐食します。製品性質上、マフラーは一枚の鉄からは作ることができませんので、沢山の部品を溶接で接合して出来上がっています。耐熱塗装はしてありますが、この溶接部分がとても錆に弱いので、経年すれば必ずマフラーは正常な状態ではなくなります。具体的には、腐食が進むことによってマフラーに穴が開きます。また、溶接によって一体化していた接合部分が腐食して接合状態ではなくなり、一本のパイプではなくなってしまう事もあります。部品が部品だけに、穴が開く場所によってはとんでもない騒音となりますので、早急な修理又は交換が必要となるわけですね。
自分でも修理はできる
私の例が参考になるかどうかわかりませんが、私は自分で何度もマフラーを修理しています。マフラーについている修理の跡を数えるとわかりますが、5回も6回も修理をしています。私は自動車販売関係の仕事をしてはいましたが、修理に関しては素人プラス位の感じです。マフラーは、実は自分で修理することができます。カー用品店や、近くのホームセンターなどでは、マフラーを修理するためのいろいろな素材や道具が販売されています。マフラーというと自動車ばかりが思いつきますが、エンジンのある物には必ずマフラーが付いています。バイクやスクーターはちろんですし、農家の皆さんの耕運機にもついています。かなりマフラー修理の状況は発生していて、修理の需要があることがおわかりいただけると思います。私は缶コーヒーの空き缶を加工して、この素材を使って専用のパテを使いながら穴を埋めるという作業をしてきました。パテや専用のバンドなどの材料が、一回分で二千円程度かかります。プラス、貴重な?休みのひと時を、数時間費やすことになります。修理後はパテが乾くまで車を動かすことはできませんし、マフラーを取り外しする時に、ボルトが回らない、ボルトが折れる、などのリスクも伴いますので、あまりお勧めできる作業ではありません。私の車は古いので、新しい部品も出ませんし、今の経済状況からはこうするしか方法がないので、仕方なく自分で修理しています。私も、新しい部品が出る車に乗っていて、お金があるのなら、新品をディーラーで取り付けてもらうと思います。マフラーを修理したり、取り換えたりするのは時間もかかりますし、リスクも伴う事から結構大変ですので、あまりお勧めできるものではありません。
考え方
あなたが今の車を気に入っていて、この先もずーっと乗り続けたいと思うのであれば、例え5万円かかってしまっても、新品の部品で修理をすることをおすすめします。ただ、確認事項として、部品がいくら、工賃がいくらという、きちんとした正確な見積もりと納期、また、代車が出るかどうかを確認、提示してもらいましょう。マフラーは車にもよりますが、高い部品となるケースもありますので、状況によっては値引きに応じてくれるかもしれません。「この車は気に入っていて長く乗りたいので、今回のマフラーも新しいものに取り換えたいのですが、予算的にかなり厳しいので、価格面で何とか勉強してもらうことはできませんか?」というような感じで、交渉されてみることをおすすめします。相手方も、おそらく車に乗っているでしょうから、この出費がつらいことはわかっていると思います。場合によっては少し割引をしてくれるかもしれませんので、取り換えたいのに予算が厳しい場合には、ぜひ一度、値引きができないかを聞いてみて下さい。
新品のマフラーに取り換えると、部品と工賃とで3万円以上かかる場合がほとんどです。マフラーに穴が開いている場合、車検には通りません。修理もできないことはありませんが、工場としては、修理に大きなリスクが伴うことや、売り上げの面からも、新品部品への取り換えを奨励すると思います。これは、自動車修理業として当然のことですので、そのことを理解しましょう。どうしてももっと安くしたい、ゆくゆくは買い替えも視野に入っているので、今回はできるだけ安く車検を取りたいと思っている方は、お店を変えてみるのも一つの方法です。
どの位の価値があるのか?もしかすると売り時なのかも?
もう一つの考え方としては、今回の車検で、マフラーにかかる費用、例えば5万円と、車検にかかる費用、例えば13万円をプラスした18万円を支払いせずに、この額を頭金の一部として、車を買い替えることはできないのかを考えてみる、という方法があります。今の車の価値が30万円あるとするなら、頭金が48万円あることになります。今はマイカーローンの金利も低くなっていますので、月々2万円弱を支払えるのであれば、余裕で新車を買う事ができるでしょう。今の車の価値は、インターネットで4か所記入するだけで簡単にわかりますし、現金化は思いのほか簡単です。是非一度、視野に入れてみて下さい。こちらからです。
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