右折時、バスの横の直進バイクを確認しなかった
これは私が中古車センターで働いていた時の体験です。勤務先の中古車センターに乗用車で通勤する際、最後にバスの前を右折して中古車センターの敷地に入りました。道路は駅と住宅地を結ぶ片側一車線の県道で、バスが多く走っており、朝の時間は渋滞することもあります。私はこの時、バスの前を右折したのですが、影から猛スピードで直進してくるバイク(図C)に気が付いていませんでした。(図A) そして、少し強めにアクセルを踏み、敷地に入った所(図B)で、通り過ぎたバイク(図D)に気が付いたのです。私は右折する際にはこのバイクが見えていません。おそらく、私が右折する直前に、猛スピードで私の前を走り去ったのだと思います。今思い出しても恐ろしい事象です。仮に0.1秒どちらかがずれていたら、死亡事故になっていたかもしれません。今からは考えられませんが、右折時に直進車を確認するのは当然ですし、それが見えないのであれば、安全を確認できないのであれば、道路と歩道を横切って右折してはいけないのです。
心理状態
私は性格的に早めに職場には行く方でしたが、何らかの理由で先を急いでいたのかもしれません。先を急ぎたい気持ちがあると、正確な操作や判断に支障をきたす場合がよくあります。運転をするにあたって、自分の精神状態を把握し、状態に応じた運転をすることはとても重要です。テクニック、技術、などの前に、一番に考えなければならないことです。運転していると、いろいろな状況に遭遇します。思い通りの時間に到着することができない場合もあります。そのようになってしまった場合、皆様は冷静に運転を続けることができるでしょうか?今の時代は携帯電話もありますので、このような便利な道具をうまく使いながら、できるだけ運転者のストレスを軽減して運転に望むことを心がけたいものです。
確認不履行
対向車がバスであったために、側道を猛スピードで直進してくるバイクを発見することができませんでした。この場合なら、ウインカーを出してそのまま待っているか、もしくは、右折をするのであっても、少しずつ前進して、対向車が来ないのを確認する事が大前提です。確認もせずにアクセルを踏み込んで右折するなどというのはもってのほかです。私の運転は何と愚かだったのでしょう!見通しの悪い交差点などでも同じですが、見えないところを確認しながら動き出す際には、そろりそろりと前進する、を心がけましょう。間違っても、アクセル全開などで発進しないようにしましょう。
反省
車の運転は、一つ操作を間違えると大事故につながります。今回はたまたま運が良かっただけであって、この運転操作は減点されてしかるべき事象です。事故はお互いの車やバイクが壊れるだけではなく、その処理に時間もかかりますし、場合によっては渋滞を引き起こします。保険を使えば、来年の保険料も高くなります。そして、お互いの身体と精神を、大きく傷付けてしまい、人生を狂わせてしまうものです。たった一つの判断ミスで一生を棒に振ることがないよう、常に自分の運転操作に気を配るように心がけましょう。運転はいくら慎重であってもいいのです。前を急ぎながら、先を急ぎながらの運転は、何もいいことがありません。気を付けましょう。