ドバイ首長国製、中国産のタイヤは大丈夫なのか? 山がなくなるまで履いた感想。
まず、この問題を考える前に、私たちの認識を改める必要があります。日本は歴史的に見ても「鎖国」という措置が200年以上取られていたことや、地理的に島国ということもあり、未だに海外に対しては閉鎖的になってしまう面があります。インターネットが発達して、グローバルな時代がやってきたものの、やはり日本製品が一番という神話は、私たちの中でゆるぎないものとなっています。事実私もそう思います。日本のタイヤは確かに高性能で、誰もが納得する商品です。でも、一つだけ大きなデメリットがあります。高いのです。全てを国内で生産していますので、かなり高いのです。
ドバイ首長国って、どんな国?
ドバイはかつては英国の支配下にあり、真珠の生産や油田の開発で潤っていました。2007年の実質GDPは約7兆円という、中東でも髄一の繁栄を誇る経済が回っている国です。建設業や観光業を中心に、多国籍の方々が暮らしています。独特の洗練された建造物をご覧になった方も多いのではないでしょうか?交通網、インフラ整備では、日本が技術を提供しており、いくつかの路線が開通しています。ハイブリッド車を使って建設中の路線もあります。2020年には中東初の万国博覧会の開催が予定されています。このように、ドバイは経済も産業も急激に成長を遂げている国です。人がいれば車もあり、タイヤに関しては独自のブランドを、中国で生産しているということです。特記すべきは、ドバイの気候です。場所によっては夏は気温40度を超え、湿度が100%という状況にもなります。このような気候となる国が、この状況を視野に入れて開発したタイヤです。海外製品というと私たちは「日本製のほうがいい」と思ってしまいますが、圧倒的な低価格で、普段使いには全く問題のないレベルの製品であれば、海外製品を使ってみてもいいのではないでしょうか?
実際に使っています
私が家で使っている乗用車は、新車装着時のタイヤが減った際に、次のタイヤとしてオートバックスの韓国製タイヤ「クムホ」を履きました。今までは私も「日本製タイヤ神話」が頭に刷り込まれていたので、こんなに安くて大丈夫なのかと心配でしたが、私の使い方では全く問題はありませんでした。そのクムホの次に、通販で「ドバイブランド、中国製タイヤ」を発見し、これまた安いと、興味津々で買い求めました。大きさはプリウスと同じ195/65R15ですが、何と一本税込み2,340円です。私は通販で買い求め、自宅に送ってもらい、スタンドに持ち込んで組み換えと廃タイヤの廃棄をお願いしましたが、トータルで25,000円弱で収まりました。スタンドで言われるがままに新品のブリジストンを履き、バルブを取り換えて窒素ガスを充填して、などとやっていれば、10万円位になるかもしれませんので、大げさに言えば4分の1程度の値段で新品が買えたのです。この車は普段はカミサンが通勤と買い物に使っており、その他には年に数回、400キロ程度離れた実家に高速道路を使って帰省するのに使っています。取り締まりの状況などを見ながら、大丈夫だと思った時には瞬間で150キロ出すこともありますが、全く問題なく使っています。スタッドレスならゴムの具合などの性能に細かい注文があるかもしれませんが、夏タイヤであれば、本当に問題なく使えます。日本は道路の環境も世界から見て最高の水準です。心配することよりも、多く見積もっても日本製の3分の1の価格で新品が購入できるという、価格面でのメリットを見たほうがいいというのが私の感想です。皆様はいかがでしょうか?私が使っているお店はこちらになります。ドバイ製の格安ブランドは数も限られていますので、今すぐご覧になってみて下さい。
⇒ 輸入タイヤ直販店 AUTOWAY