ダンプ スパッツ 雨の日上手に脱出するコツ
ダンプ スパッツ 雨の日上手に脱出するコツ。雨の日は中止にならないでよかったと思う反面、いろいろと嫌なことがありますよね。私もいやです。あれです。スパッツです。ただでさえ雨でぐちゃぐちゃで遅れ気味なのに、スパッツで時間がかかってしまうと、後ろの人や全体に迷惑がかかってしまうような気がしますよね。私も以前は「雨でも頑なに中止にならない現場」に行かせてもらっていた時期があり、(中止の刑にならずに助かったのですが…) その時に雨で濡れてしまったスパッツからの脱出方法をいろいろと研究しましたので、こちらでご紹介したいと思います。
どうして滑るのか?
ちょっとだけ理屈をご紹介します。雨の日にはどうしてスパッツが滑ってしまうのか?その理由を考えてみましょう。いつもはグリップしているスパッツの金属部分とタイヤのゴムとの抵抗が、雨によって失われてしまう事が原因です。とにかく雨が悪いのです。ちょっと回りくどい言い方ですが、ようするに、雨でタイヤが滑っちゃうからですね。こんな事わかってるよ、って言われそうですが、まずは攻略すべき相手の状況を把握しておく必要があると思いまして、書いてみましたです。はい。
ダンプアップ
一般的には、ダンプアップをして、ツーデフの後ろ後ろ軸に加重をかけて脱出する方が多いですよね。私も当初はこの方法で雨のスパッツから脱出をしていましたが、ダンプアップはめんどくさいし、戻し忘れで危ない思いをしたこともあるし、時間がかかって後ろに気を遣うしで、最善の方法じゃないな、と常々思っていました。今はダンプアップすると、動くな!って現場も多くなっていますしね。ダンプアップはやはり最低限にしなければいけないという時代背景もあるようなので、私はいろいろと試してみて、以下の方法を思いつきました。
ツーデフの駆動軸は?
ちょっと話がそれますが、ダンプのツーデフの駆動軸はどちらだかご存知ですか?実は私も最近になって知ったのですが、ツーデフの場合は引きずりとは違って、後ろ前後両方に駆動力がかかっています。ですから、路面、この場合はスパッツに最も効率よく加重をかけたいのであれば、ダンプアップするよりも、そのまま、の方が効率がいいのではと考えました。
注意するのは、滑り出す直前までのタイヤの回し方
私はこうしています。ダンプアップはしません。スパッツで最後に後退する際、クラッチをつなぐ際に細心の注意を払ってタイヤを回します。滑ったらそこで終わりなので、滑り出す前まで、じわ~っ、じわ~っ、とタイヤを回します。絶対にタイヤを滑らせないようにします。じゎ~っ を何度かやっているうちに、ダンプは少し後ろに動きますので、その少し動いた頂点に合わせて、さらに「ゆりかご」のように、じわ~っ を繰り返して前後に動かします。これを何度か繰り返すと、スパッツから外れてくれます。言葉では完全にお伝えするのが難しいですが、とにかく、滑る直前までの力を利用して、ゆりかごのように前後に揺らす、という感じです。滑ってしまったらおしまいなので、滑るまでの力を利用します。参考になれば幸いです。お疲れ様です。