運転中に携帯電話が鳴ったらどうしますか?
あなたは運転中に携帯電話が鳴ったらどうしますか?状況により、いろいろなケースがあると思います。私は常日頃から道路に出て、運転で給料をもらっている運転手として、仕事中に様々なケースを見て来ました。皆様の安全、日本の交通安全を考え、運転と電話はどのようにつき合って行くべきかを考えてみます。
道路に止まる人
一時期減ったかと思いきや、まだまだ道路に止まって、車を止めて、通話をしている方をかなり見ます。ハザードを出しているから、緊急の用事だから、と言って、許されるものなのかどうかを今一度考えてみましょう。あなたが通話の為に止まったことによって、後ろの交通の妨げとなり、渋滞を引き起こす場合もあります。ハザードランプを点けているにせよ、このケースは大抵の場合、道路の上に停車しています。あなたの電話で、事故が起こってしまうかもしれません。第三者から見ると、とても危険です。やむを得ない場合を除いて、道路に停車しての通話は控えるのが賢明です。
かかってくる可能性があるなら
電話がかかってくる可能性が少しでもあるなら、運転手としてやるべきことがあります。今は両手をフリーの状態で、最低限の通話ができる道具が、それほど高くない値段で販売されています。少しでも電話がかかってくる可能性があり、なおかつ車で移動しなければならないのであれば、運転手としてこのような道具を持ち、使いこなす事が必要でしょう。このような道具を持っていないときは、危ないですから、絶対に電話に出てはいけません。
私たちはこうしている
それではプロの運転手はどうしているのでしょうか?一部の運転手は、そのままコードも繋がずに、電話をしている場合があります。これはいけません。法律違反です。大抵の運転手は、ガラケーなら線を繋ぐタイプの物を、スマホなら無線を使うタイプの道具を持っており、業務の通話は法に抵触しない方法で行っています。会社にもよりますが、社員にはかかってきた電話だけ話せる携帯を持たせている会社もあります。これだと、自分用の携帯と2台持つようになってしまうので、会社的にはいいのかもしれませんが、現場で働く運転手はちょっと不便を感じています。
まとめ
電話がかかってきたからといって、運転中、道路にハザードを点けて止まり、通話をすることはやめましょう。渋滞を引き起こすばかりではなく、あなたが追突される可能性もあります。車に乗るときは、電話がかかってくる可能性が少しでもあり、その電話に出る必要があるのなら、運転手としてハンズフリータイプの道具を用意しましょう。これがないときは、かかってきても出ないようにすればいいのです。近頃はスマホの端末で会話ができるようになっていますが、これも運転中は控えましょう。大型車の運転席に座って後ろから見ていると、端末をいじっている方の運転はすぐにわかります。とにかく、運転とスマホ、携帯は相性の悪いものです。業務で必要とされるような最低限の場合を除き、運転中は通話やメール、ラインは控えましょう。事故を惹起するばかりではなく、ただでさえイライラしがちな運転者を、更にあおることになります。気を付けましょう。