ランクル40のサイドブレーキのスイッチがどこにもない!
サイドブレーキのスイッチが壊れた
その日は突然やってきます。みなさんも車に乗ると、サイドブレーキを引くと思います。サイドブレーキを引くと、メーターの中のランプが点灯しますよね。当たり前のように点灯するこのような普通の車の動作が、骨董品級の車になると、なかなかできなくなってしまうこともあるのです。私のランクル40は、このサイドブレーキのランプが突然点灯しなくなってしまいました。
まずは原因究明
まずは原因究明です。ディーラーに出そうなどとは思ってはいけません。何故なら、思ったような結果が得られない、修理ができない可能性が高いからです。原因は、サイドブレーキを引いた際に入るスイッチでした。電気は来ており、このスイッチの動作が悪いために、サイドブレーキのランプが点灯しなくなっていたのです。
修理できないか?
古い車ですので、トヨタ部品共販で、新品の部品が出るかどうかはわかりません。おそらく出ない可能性が高いので、自分で修理が出来ないか、見てみることにしました。スイッチを取り外し、分解してみると、二枚の金属片が接触したり、非接触になったりすることで、オンオフとなる仕組みとなっています。この、オンオフを切り替える構造に問題があり、スイッチが入らなくなっていました。早速半田ごてを取り出して修理開始。何とか形にはなったものの、やはり性能が悪く、新品が欲しいという結果になりました。でも、車検は何とか通りそうです。
トヨタ部品共販へ
早速トヨタ部品共販売へ行き、品番と部品の在庫を調べてもらいました。あまり期待はしていなかったのですが、以前のダイヤフラムでは大成功を収めたこともあったので、少しばかり期待していきました。でも、結果は製造打ち切りでした。調べてもらった品番を持ち帰り、今度はパソコンに向かって、インターネット上を探すことになりました。
オークション関係
ヤフオクにはありませんでした。海外のオークションサイトeBayにもありません。調べていくうちに、このランクルヨンマルのサイドブレーキスイッチの部品は、トヨタのマイクロバス、コースターと共用とのこともわかりました。キーワードを広げて、検索し続けること数時間、なんとまあ、灯台元暗しとはまさにこの事で、日本のアマゾンで販売があったのです。早速ポチッと注文しました。
ステータスが変わらない
しかし、オーダー後、いつまで経っても取り寄せ中のステータスが変わりません。海外から取っているか、果たして、最悪の結果となるのか。後者が臭いなと思い始めたその時、見事にオーダーがキャンセルとなりました。全く、こうなるのなら販売しないでほしいものですが、現実を受け入れるしかありません。そして、こうなったからなのか、一つだけ新品の出品があるのですが、これが何と2万円もしていました。さすがにまだ、この部品に2万円を出すまで行き詰まってはいないので、この2万円は見送ることにしました。
海外へ
ランクルヨンマルは、日本で製造された車ですが、主に海外に輸出されていた車です。従って、製造終了から30年以上経過している今でも、根強いファンが世界各国にいます。彼らは私同様にこのランクルを愛しており、部品をネットワークで共有しているサイトがありました。早速このサイトを見てみると、あった、ありました。でも、中古品で40ドル、送料がそれ以上。さらに、日本在住では買えないかも、という感じでしたので、残念ながら、このネット通販も諦めました。
アメリカのアマゾンにあった
その気になって探すと、あっちこっちに出てくるものです。今度はアメリカのアマゾンで発見しました。この部品、早速オーダーしようと思ったのですが、よく見ると、日本へは販売しませんよ、との表示があります。何としてもこの新品が欲しかったので、私はここで考えました。カナダにいる、カナダ人の友人に頼んで、この部品をオーダーしてもらい、それを友人から送ってもらうことにしました。友人は快くオッケーしてくれました。オーダーを入れてもらい、待つこと数ヶ月。さて、どうなったでしょうか?
だめだこりゃ
友人が珍しく、Sorry と言ってきました。決して彼が悪いわけではありません。この部品のオーダーは、再びキャンセルとなってしまったのです。これはもうダメかと、今は思いはじめている所です。先ほども書いた、確かアメリカの西海岸にある、ランクル40の部品ストックのページから、中古品をもう一回探してみようかなと思っています。カナダの友人も「何かあったら、俺が買ってあげるから、気軽に連絡して下さい」と言ってくれているので、これはかなり心強いです。それにしても、ほんの小さな、サイドブレーキの点灯を制御する部品が、ここまでないとは、今回はかなり苦労しています。仕事が少し忙しいので、落ち着いたら探してみようと思っています。私の車ランクルヨンマルは、世界中に販売されていた車です。この車でもこのように部品がないのですから、旧車を検討している方は、それなりに覚悟した方がいいと思います。旧車維持のプロか、その車の修理に関して実績のある販売店から買い求めることをお勧めします。旧い車は今の車のように、思い通りにならないことが沢山あります。覚悟して購入なさって下さい。