ユーザー車検で不合格になる要因 最も多いのはこれ。対策は簡単です。
我が家には私の趣味の車と、カミサンの買い物兼、お出かけ用乗用車、合計2台があります。2台を普通に管理するとなると、保険や車検、税金などの諸費用がとても大変です。車は新車の頃は故障も少なく、調子よく走るものですが、走行距離が増えてくればそれなりに故障の可能性も高くなり、メンテナンスにお金がかかるようになってきます。我が家も時代の波に乗り、年々収入は減り、家計は苦しい状況が続いています。そんな中、この2台を維持できているのには、車検費用を極限まで抑えた私の管理法があります。
私の車は毎年車検
私の趣味の車はランクルです。4ナンバーですので、毎年車検があります。この車検が大問題でした。ランクルは昭和53年式、とても古い車なので、年を重ねるごとにあっちこっち壊れてきます。これを毎年ディーラーに出すとなると、とんでもない出費となり、到底私の収入では維持できません。考えに考えた挙句、私はユーザー車検をマスターしました(笑)。板金や塗装なども自分で行い、必要最低限の整備のみを整備業者に依頼することで、私は現在もこのランクルを維持することができています。このユーザー車検ですが、やり方はいろいろなサイトなどにも掲載されていますので、そちらをご覧になってみて下さい。私が長い間ユーザー車検をしてきて感じる事、特に初心者の方が陥りやすいポイントを一つだけお教えします。
テスター屋さんに必ず行って下さい。
実際に陸運局のラインに入り検査をするわけですが、「初心者が特に不合格になる確率が高い」と言われている検査があります。それは、ヘッドライトの光軸調整です。この検査は専用の機械を使って行われますが、光軸がきちんと合っていないと合格になりません。光軸は新車時にはきちんと調整されていますが、走行を繰り返しているうちに、さまざまな要因でずれが生じてきます。その要因というのはとてもデリケートなもので、例えば、タイヤの減りとか、取り付けねじの微妙な緩みとか、サスのへたりとか、燃料の残りとか、ほんの僅かなズレによって光軸が狂うと、車検に合格することができなくなってしまうのです。これを予防するために、車検を受ける当日、車検のラインに入る前に、テスター屋さんで光軸を調整してもらうことがとても大切になってきます。私のお世話になっているテスター屋さんは、排気ガスの濃度測定、サイドスリップ点検、スピードメーター点検、ブレーキ点検、サイドブレーキ点検、そして光軸の調整、をしてもらって、2700円です。私の友人の中には、テスター屋さんに行く必要はない、という人もいましたが、私は毎回必ず行くようにしています。
不合格になるとどうなるのか?
その日であれば、一日三回まではラインに再び入ることができます。でも、落ちた状態そのままで再び検査をしても結果は同じですから、必然的にテスター屋さんで調整してもらうようになります。こうなってしまうと二度手間で、とても面倒です。夕方の第四ラウンドであれば、テスター屋さんに行って戻って来ることができない可能性もあります。「光軸はそう簡単にはズレないから大丈夫」という声もありますが、車検時はかなり精密に測定しますので、やはり車検の当日の朝にテスター屋さんで調整してもらい、その足で車検に行くという段取りをおすすめします。